柴犬が言うこと聞かない理由
飼い主が忠義を示すに値する人間なのかどうか。もっと言うなら「こいつにならついていってもいい」と思える人間かどうかをガチで考えているのです。
たとえば自分が不徳をした時。この飼い主は怒るのか、諭すのか、見過ごすのか。行動パターンをよく観察しています。
大事なことは「一貫していること」
考え方がコロコロ変わる経営者についていく従業員がいなくなるのと同じく、柴犬は飼い主の意見の一貫性をすごく重要視しています。
犬は飼い主が信頼できる人だった場合、とことん犬に成り下がります。わかりやすく言うと、とことん飼い主の言うことを聞き、とことん飼い主の喜ぶ行動を取るのです。
とくに柴犬はその傾向が強いと言われ、飼い主の行動をよく観察し、この飼い主の前で自分はどう振舞うべきか、という思考を巡らせ、行動しているのです。
飼っている柴犬が言うことを聞かなくて悩んでいる人も多いかと思います。
が、少しその発想を変えてみてはいかがでしょうか。
たとえば、「犬が言うことを聞かないのではなく、自分が犬に示しのつく行動をしていないのではないか」と。
犬が飼い主に似る理由はまさにそこで、良い経営者の元ではさらなる良い経営者が育つことと同じく、あなたが良い飼い主であってこそ、良い柴犬が育つのです。
犬はとても可愛い生き物です。だからと言って甘やかしてはいけません。厳しくしすぎてもいけません。
犬が犬であるために、まずあなたが「飼い主たりえる人格とは何か」を考え、信念に基づいて行動することが重要なのではないでしょうか。